鎌倉時代には、池田に商家が連なり町の賑わいを見せていたようです。池田は多くの街道を交差させて交易都市として次第に成長していきます。13世紀中頃から池田氏の勢力拡大と共に城下町としても発展し始めて、15世紀中頃の池田充正の時、経済力は飛躍的に発展を遂げます。
その繁栄ぶりは中央にまで聞こえ、貴族からも「富貴栄華の家」や「富貴無双」などと言わせた程でした。
戦国時代、池田にも戦火が及んで荒廃しますが、徳川の太平の世が到来すると、池田の町は再び賑わいを取り戻します。地理的に重要な場所であったために幕府の直轄領となり、また、要地であるために物資の集散場所となりました。
また、特に有名な特産品としては、猪名川の伏流水を使った酒造業が忽ち世に聞え生産高は次第に増えます。元禄の頃11,238石を生産し畿内(全国)でも有数の生産高を誇りました。また、暫くの間、徳川幕府御用達の酒でもありました。
その他、池田炭や池田の植木と言えばこれらも全国に有名で、炭はあの千利休や古田織部を始め著名な茶人に愛され全国で使用されたようです。また、植木も江戸時代頃にその販路が拡大し、西は宮崎県や東は名古屋に及んでいました。更に近代に入って、池田の植木は海外へ輸出するまでに成長します。東南アジアを始め、アメリカやロシア、ヨーロッパにまで及んでいました。
大都市に近い衛星都市としては珍しく、池田ではまだ伝統産業が残り、今も受け継がれています。他方、新しい産業にも力を入れて工業化されてもいます。昨今、情報化社会が到来したと言われていますが、確かに海外の情報等にはとても早く接することができるようになりました。
でも逆に、足元の情報には疎くなる傾向にあるように思います。そんな思いから、筆者の住んでいた思い出深い池田の伝統産業を調べてみました。
↓新項目です↓
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池田市に残る歴史的遺物の活用を提案したものです。
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参考連絡先:
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池田市観光協会
大阪府池田市栄町1-1 〒563-0056
財団法人 いけだ市民文化振興財団内
TEL:072-750-3333 FAX:072-750-3330
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