「媒体」とはよく耳にする用語ですが、あまりその意味については、ご存知無い方が多いのかもしれません。
「媒」とは「なかだち、はしわたし」という意味で、情報に関して言えば、情報を伝えるための「なかだち」をする「モノ」という意味で「媒体」と言い表しています。
情報を伝えるための基本は、自分から他者へ話す事です。しかし、これですと、その時間にその場所に居合わせる必要がありますし、時間が経つと、その内容は他者に伝える事ができません。
そしてまた、装置とシステム(仕組み)を用いて、放送などで同時に多くの他者へ情報を伝える事もできます。放送や電話など、装置を用いたシステムは、現実には媒体とは言えないのですが、広告業界では放送も含めて「広告」という概念でくくっています。
さて、そこで前述の「モノ」にあたる「術」は、最も身近には「紙」があります。また、配送システムも伴ったハガキやダイレクトメール、折込チラシなど、平面的なものから、社会の発展と共に媒体にインターネットが加わりました。そして今では、動画も自由に活用できる時代になっています。
ここから先は、皆さんもご存知の通り、インターネットが他の媒体を圧倒して、媒体の中心的な情報源ともなっています。そして、これまでと違い、コストも格段に低くなった事でよりパーソナルとなり、急速に普及しました。
もちろん、媒体それぞれに用途・機能、そして長所と短所があり、また、伝統的媒体でもある紙も、今や今まで以上に情報伝達を支えています。
費用対効果をしっかりと把握し、インターネットだけでは無い、媒体を総合的で計画的に利用する事で、大きな効果を得られます。
機会があれば、媒体についても時々意識してみて下さい。社会の発展を支えた情報伝達の歴史もよくわかり、面白いですよ。
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