池田の歴史関係図録
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写真:池田駅前の国道176号線池田駅前の国道176号線
The national road route 176 in front of ikeda station

国道176号線は大阪市の梅田から京都府宮津市に通ずる道で、池田市にも通されています。池田市内の176号線の前身は、1931年(昭和6)から3年計画で建設された産業道路でした。それまでは幅5メートル前後で折曲していた通りが、倍以上の11メートル(歩道を含めると15メートル)となり、更にその延長線である呉服橋への道もこの時新設されました。1965年(昭和40)年頃から交通量が増え始めるのですが、それまでは、池田にあるダイハツ工業の試作車や新車を走らせるテストコースになっていた程交通量も少なかったそうです。今となっては信じられないのどかな話しです。その後176号線は、交通量の増加と共に拡張・新設されて現在に至っています。

 国道176号線は大きな街や大きな住宅地を通っているので大変交通量の多い幹線道路です。つい最近まで池田市内では、朝夕のラッシュ時となれば、車が途切れる方が珍しいくらいひどい渋滞でした。今でも日中は豊中市付近でよく混雑します。それから、兵庫県の川西市平野や三田市辺りもよく混雑するところです。三田市は日本一人口増加が激しいところだけあって、道路の拡張が追いついていないようです。(筆者は池田市に住んでいますので、池田周辺より外の現状はあまり知らないのですが....)

 しかし、1998年の阪神高速道路池田延伸線の開通でその渋滞も幾分緩和されたようです。相変わらず混むには混みますが、以前より規模は小さくなったようです。池田周辺の道路はまだまだ混むポイントがあるので、徐々に緩和されていくよう願うばかりです。


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